
奥様が担当Nに最初に話してくださったのは、故人様のその一言でした。お父様を見送り、体調を崩されたお母様。施設か、在宅か。故人様は迷いませんでした。「自宅でみます」。それだけを言って、そのまま動いた方だったと言います。
旅が好きで、奥様と出かけ、友人と歩き、時には一人でも遠くへ向かった。遺影に選ばれたのは、東北への旅先で友人と写った一枚。背景もそのままに使いました。その笑顔が、式場に飾られました。
お通夜の前、奥様との打ち合わせの中でぽろりと出た言葉でした。担当Nはそれを聞き逃しませんでした。
翌朝、葬儀が始まる前に、担当Nは近くのスーパーへ向かいました。握り寿司を手に戻り、祭壇にそっとお供えしました。
式場に入ったご次男様が、それに気づきました。「あ、夕べ話してた握り寿司!?」と声をあげ、すぐに奥様のそばへ。「お母さん、良かったねぇ。お父さんの食べたかった寿司、用意してくれちゃったよ」。奥様はそれを聞いて、参列の方々に自分から話されました。「お父さんが食べたかった寿司を、担当の人が用意してくれちゃったんよ」と。
担当Nは後にこう振り返っています。「喜んでいただけて良かった、という気持ちと、少し恥ずかしい気持ちと、両方ありました」。
会場は東広島市のアイフィットさいき葬祭 やすらぎ会館、2階式場リビングでの家族葬でした。遺影は旅先での写真を原版のまま使用し、背景も加工せずそのままに仕上げました。
浄土真宗本願寺派のご住職は、西本願寺でのご経験もお持ちの、格式ある方でした。担当Nは事前にご住職と丁寧に打ち合わせを重ね、宗派の作法を基本から押さえて式に臨みました。「改めて浄土真宗本願寺派とはどういうものか、教えていただき、気持ちが引き締まりました」と担当Nは言います。
そして葬儀当日の朝、打ち合わせでうかがった故人様のひと言をもとに、担当Nが判断し、握り寿司を祭壇にお供えしました。
「お父さんの食べたかった寿司を、担当の人が用意してくれちゃったんよ」
奥様がその言葉を自ら伝えてくださったとき、式場にはやわらかな空気が流れました。喪失の場でありながら、故人様の好きなものがそこにあった。それだけで、少しだけ近くに感じられた時間だったかもしれません。
担当Nが走ったのは、ほんの短い朝の時間でした。でもその行動の根にあったのは、打ち合わせで奥様から聞いた故人様のひと言でした。ご両親を大切にした人。旅を愛した人。握り寿司が食べたかった人。
東広島市のアイフィットさいき葬祭 やすらぎ会館では、そうした「その方らしさ」を式に持ち込むことを、当たり前のこととして大切にしています。

よくあるご質問
Q.アイフィットさいき葬祭 やすらぎ会館に家族葬を頼むと、どんなことをしてもらえますか?
担当者が打ち合わせでうかがったご要望をもとに、式当日も細やかに動きます。今回は故人様が恋しがっていた握り寿司を葬儀当日の朝に担当が用意し、祭壇にお供えしました。遺影の選定や宗派の作法の確認も担当者が責任を持って対応します。
Q.故人が好きだったものをお式に取り入れることはできますか?
はい、できます。打ち合わせでうかがった故人様のお好みを、できる限り式に反映します。今回は「最近すごく握り寿司が食べたいと言っていた」という奥様のお言葉をもとに、担当が当日の朝に握り寿司を用意して祭壇にお供えしました。
Q.東広島市で浄土真宗の家族葬はできますか?
はい、対応しています。アイフィットさいき葬祭 やすらぎ会館(東広島市)では浄土真宗本願寺派の家族葬を執り行った実績があります。担当者がご寺院様と事前に丁寧に打ち合わせを行い、宗派の作法に沿った式を整えます。
アイフィットさいき葬祭 東広島・呉・三原の家族葬