
「お化粧をいつも綺麗にして、明るい人でした」——ご長男様がそう話してくださったのは、打ち合わせの席でのことです。故人様は晩年、認知症を患い施設で過ごされていました。それでも、あんパンといちごみるく飴だけは「食べたい」と口にされていた。
ただ、ご家族は食べさせてあげることができませんでした。喉に詰まらせてしまうかもしれない。その心配が、いつも手を止めさせた。担当のNは、そのエピソードを静かに聞きながら、頭の中に一つの光景を描いていました。
あんパン。いちごみるく飴。そして缶ビール。
打ち合わせのなかで、もう一つ教えていただいたことがありました。ご家族みなさんで野球観戦に行かれたとき、故人様はスタンドでビールを飲むのがお好きだったというエピソードです。担当のNは、その三つをアイフィットホールつつじの祭壇にそっとお供えしました。
「食べさせてあげられなかった」という思いが、ここで少しだけ形になりました。ご家族はお供えを見て、声をあげて喜んでくださいました。
浄土真宗の式次第は、担当のNが事前にしっかりと確認を重ねました。宗派ごとの作法を丁寧に押さえ、読経の流れや焼香の作法についても、ご寺院様と打ち合わせのうえで式に臨みました。
祭壇には故人様の好まれたものを並べ、会場は静かに整えられました。少人数で集まったご家族が、ゆっくりとお別れできる時間と空間を、担当のNが一つひとつ準備しました。
最後のお別れの時間、ご長男様の口から出てきたのは「ごめんの〜、ごめんの〜」という言葉でした。食べさせてあげられなかったこと、そばにいてあげられなかったこと——さまざまな思いが、その言葉に重なっていたのかもしれません。
そのとき、担当のNは思わず口にしました。「お母さんは、ごめんの〜じゃなくって、ありがとうが聞きたいと思いますよ」と。
その場にいたご家族が、静かにうなずきました。そしてご長男様は、「ありがとう……」とお母様に伝えました。
「あの言葉ありがとぉ〜。母にありがとうが言えて、本当に良かった」
式が終わりご自宅へ伺った際、ご長男様は涙ぐみながらそう話してくださいました。担当のNも、胸があたたかくなりました。
アイフィットホールつつじは、東広島市にある家族葬の会場です。担当のNが心がけているのは、ご家族から伺ったひとつひとつのエピソードを、式の中に丁寧に織り込むことです。食べさせてあげられなかったあんパンも、野球場で飲んだビールも、お母様の人生の一部です。それがお供えとして祭壇に並ぶとき、ご家族の記憶はもう一度、やさしく息を吹き返します。
言葉にできなかった気持ちが、ちゃんと届く場所を。アイフィットはこれからも、東広島市でそのお式を一緒に作ります。

よくあるご質問
Q.アイフィットホールつつじに家族葬を頼むと、どんなことをしてもらえますか?
打ち合わせで伺った故人様のエピソードをもとに、祭壇へのお供えや式の演出を担当が一緒に考えます。今回のお式では、故人様がお好きだったあんパン・いちごみるく飴・缶ビールを祭壇にお供えし、ご家族に喜んでいただきました。
Q.東広島市で浄土真宗の家族葬はアイフィットに依頼できますか?
はい、対応しています。浄土真宗の式次第・焼香の作法をご寺院様と事前にしっかり確認したうえで、丁寧にお式を進めます。アイフィットホールつつじでも浄土真宗の家族葬を承っております。
Q.故人が好きだったものを葬儀のお供えに使いたいのですが、相談できますか?
もちろんご相談いただけます。打ち合わせの中でご希望をお聞きし、担当が祭壇へのお供えとして形にします。今回のお式では、生前に食べさせてあげられなかったあんパンといちごみるく飴、そして家族の思い出のビールを一緒にお供えしました。
アイフィットさいき葬祭 東広島・呉・三原の家族葬