長くテレビの現場に立ち、カメラを構え続けた方だったそうです。海外ロケにも出かけ、たくさんの景色を画角に収めてきた。でも、ご家族が手元に持つご本人の写真は、驚くほど少なかった。「撮るのが好きだったから、撮られることがなかったんです」——担当のKがお打ち合わせで伺った言葉が、故人様の生き方をそのまま映していました。
今回は東京でのご火葬を終えたのち、三原市のアイフィットセレモニーホール紫苑でご遺骨をお迎えする骨葬でした。骨葬は、棺がないぶん式の終わりが曖昧になりやすく、閉式後にどこか気まずい間が残ることがあります。担当のKが一番気にかけたのは、その「後味」でした。
閉式にあたり、Kが提案したのはひとつの葬列でした。骨壺とお写真をご家族にそれぞれお持ちいただき、ロビーに設けた特別祭壇まで静かに歩いていただく。通常の出棺と同じように、合掌・礼拝・ご遺族の一礼をもって式を締めくくる形です。段取りは当日の式進行担当にも細かく申し送りを行い、流れに淀みが出ないよう準備を整えました。
祭壇には、故人様がお好きだったメロンを一玉お供えしました。大切な方を想って選んだ果物が、祭壇にそっと置かれている。ただそれだけのことですが、ご家族には「ちゃんと覚えていてくれた」という温かさが伝わります。
浄土真宗の作法に沿った進行は、宗教者様との事前のすり合わせをもとに丁寧に組み立てました。式全体の進行も担当が責任を持ってつなぎ、骨葬ならではの難しさを感じさせない流れを作りました。葬列が通過するとき、参列された方々は自然に合掌されていたといいます。その光景が、この日の式がきちんと「ご出棺」として成立したことを示していました。
「骨葬でも、ちゃんとお見送りができた」——閉式後のご散会がスムーズに進んだとき、担当のKはそう感じたそうです。仰々しい演出ではなく、ご家族が自然に歩ける葬列。その小さな工夫が、式を「終わり」ではなく「お別れ」に変えました。
撮り続けた人は、最後に家族に囲まれ、好きなメロンと一緒に見送られました。三原の地で、静かに、しっかりと。
よくあるご質問
Q.アイフィットセレモニーホール紫苑で骨葬をお願いすると、どんな対応をしてもらえますか?
骨葬ならではの閉式の「間」が生まれないよう、骨壺とお写真を持って歩く葬列を設け、通常の出棺と同様の合掌・礼拝・一礼で式を締めくくる進行を提案しています。事前に式の流れを丁寧に整え、ご家族が自然にお別れできる場を作ります。
Q.故人が好きだったものを祭壇にお供えすることはできますか?
はい、可能です。今回の式では、故人様がお好きだったメロンを一玉、祭壇にお供えしました。打ち合わせで伺ったエピソードをもとに、担当がご提案・手配いたします。
Q.三原市で浄土真宗の家族葬・骨葬を行う場合、宗派の作法に対応してもらえますか?
対応しています。アイフィットセレモニーホール紫苑では、浄土真宗をはじめ多くの宗派・宗旨に対応した葬儀・骨葬・告別式を執り行っています。宗教者様との事前のすり合わせをもとに、作法に沿った進行を丁寧に組み立てます。
アイフィットさいき葬祭 東広島・呉・三原の家族葬