
遺影写真を拝見したとき、担当のNはまず眉に目が止まったと言います。八十代とは思えないほど丁寧に描かれた眉、しっかりとしたお化粧。「この方はいつもこうして出かけていたんだろうな」と、直感したそうです。
娘様から聞いたエピソードは、その印象そのままでした。カラオケにお出かけ、お友達との外出。家では編み物に取り組み、手づくりの作品が何点も残されていた。自分の好きなことを大切に生きた方でした。
ご家族の希望は、宗教的な形式にとらわれない、無宗教のお別れ会でした。「自由奔放に生きた母だから、最後も家族それぞれが自由に見送りたい」。その言葉が、式全体の形を決めました。
担当のNはまず、編み物の作品を会場に飾らせてもらえないか、と娘様に声をかけました。持ってきていただいた作品を祭壇まわりに並べていると、娘様がそっと教えてくれました。「遺影で着ているベストとマフラーも、お母さんが自分で編んだものなんです」と。
会場では、お柩をご家族の中央に移動させ、その周りに12脚の椅子を丸く並べました。花は手で摘んでいただけるようお盆に広げ、思い思いのタイミングでお柩へ手向けられるように。
もう一つ、担当のNが事前に準備したものがありました。打ち合わせの中で、娘様たちが「最近イチジクが食べたいって言ってたのに、食べさせてやれなかった」と話していた。その会話を聞いていたNは、3軒のスーパーを回りました。時期が早く生のイチジクは見つからなかったけれど、イチジクの実が丸ごと入ったゼリーを見つけました。それをお柩の前にそっとお供えしました。
お別れが始まると、花を入れる方、編み物の作品を添える方、思い出の品を持ってくる方。それぞれのペースで、それぞれのやり方で、ご家族がお柩を囲みました。あちこちから「そうそう、懐かしい」「あんなこともあったね」という声が聞こえ、会場は穏やかな温かさに包まれました。
ゼリーをお柩に納める場面で、娘様が一言。「美味しそうだったから、私が食べようと思ってたのに」。その瞬間、その場にいた全員から笑い声が上がりました。
編みかけのセーターは、最後まで本人に持っていってもらうことにしました。「やっぱり自分で仕上げたいだろうから」と、娘様がお柩に納めました。
アイフィットホールつつじは東広島市にある会場です。仏式・神式・無宗教を問わず、ご家族の希望に沿った式の形をご提案しています。無宗教のお別れ会は、ご家族によって希望がさまざまです。だからこそ、打ち合わせをていねいに重ね、「こうしたい」をひとつひとつ形にしていきます。

よくあるご質問
Q.アイフィットホールつつじに家族葬を頼むと、具体的に何をしてくれますか?
打ち合わせでのご家族の言葉をもとに、担当が先回りして動きます。今回は故人様が食べたがっていたイチジクを求めて3軒のスーパーを回り、ゼリーをお供えしました。会場のレイアウトや飾り付けも、ご家族の希望に合わせて一から組み立てます。
Q.東広島市で無宗教のお別れ会はできますか?
できます。アイフィットホールつつじでは無宗教のお別れ会にも対応しています。今回は中央にお柩を置き、周りに椅子を並べて家族が自由に囲む形を取りました。ご家族の希望に合わせて式の進め方をご提案します。
Q.故人が好きだったものをお式に取り入れることはできますか?
はい、ご相談ください。今回は手づくりの編み物作品を会場に飾り、「食べたかった」とご家族が話していた果物を使ったゼリーをお供えしました。打ち合わせの中で聞かせていただいたエピソードをもとに担当が形にします。
アイフィットさいき葬祭 東広島・呉・三原の家族葬