打ち合わせの席で、ご家族はひと言おっしゃいました。「お別れはいいので、すぐに出棺してください」。担当のIは、その言葉をそのまま受け取り、ご要望どおりに準備を進めました。
ご家族の気持ちに立ち入ることはしませんでした。ただ、ご意向を丁寧に形にすること。それだけを考えました。
今回のお式は、ファミリーホール安浦にて執り行った直葬でした。読経はなく、儀式としての時間を最小限にまとめたかたちです。浄土真宗の宗派はあらかじめお伺いし、記録として押さえておきました。
呉市内や安浦、そして少し離れた竹原からも、ご家族が集まってくださいました。離れた場所に暮らしながらも、最後はここに。その事実が、ご家族の気持ちを静かに語っていたように思います。
「お別れはなし」とおっしゃっていたご家族が、お花を棺に入れてくださいました。担当のIは、そっとその場に寄り添いました。言葉を交わすより、静かに時間を共にすることが、このご家族には合っていると感じたからです。
故人様の好きだったものをお聞きする機会はありませんでした。それでも、お花はご家族の手から棺へと渡りました。その小さな動作に、担当のIは何かを感じていました。
式が終わり、火葬場へ。すべてが静かに進んでいく中で、ご家族から声をかけていただきました。
「母の為に色々とありがとうございました」
担当のIは、打ち合わせのことを思い返しました。あの時のご様子から、お母様への思いをどれほど胸の内に持っておられたのか、なかなか見えませんでした。でも、最後のその一言に、隠れていた寂しさがそっとのぞいた気がしました。
担当のIは、こう返しました。「こちらこそ、ありがとうございました。どうぞ今日はゆっくりお身体を休めてください」。それ以上でも、それ以下でもない言葉でした。
どんなかたちであっても、お見送りはお見送りです。賑やかな式でも、言葉少ない直葬でも、そこに大切な時間があることに変わりはありません。
ファミリーホール安浦は、呉市の安浦地区にある小さな会館です。遠方からお集まりのご家族にも、静かに寄り添える場所であり続けたいと思っています。
よくあるご質問
Q.アイフィットに直葬を依頼すると、どんな対応をしてもらえますか?
ご要望を丁寧に受け取り、必要な準備をすべて担当が整えます。今回は「すぐに出棺を」というご意向をもとに、ファミリーホール安浦でのお式全体を担当のIが一貫して対応しました。
Q.故人の好きだったものが分からなくても、お式はできますか?
もちろんできます。今回のお式でも、事前に好物などをお伺いする機会がなく、棺にはご家族がお花を添えてお見送りしました。何も決まっていなくても、担当がご家族に寄り添いながら進めます。
Q.呉市の安浦エリアで直葬を考えています。どこで行えますか?
呉市安浦には「ファミリーホール安浦」があり、直葬にも対応しています。遠方からお集まりの場合も、担当がお迎えから火葬場までの流れを丁寧にサポートします。
アイフィットさいき葬祭 東広島・呉・三原の家族葬