
喪主様が最初に口にされた希望は、「質素な式にしたい」というものでした。故人様を想うからこその言葉だと、担当のKは受け止めました。派手な演出は求めない。でも、だからといって、何もない式にはしたくない。その間のどこかに、ちょうどいい場所があるはずだと感じていました。
ご遺影写真をお預かりする際、施設での生活を記録したアルバムも一緒に届きました。一枚一枚をめくっていくと、同じものが何度も写っていました。綿菓子です。ふわふわとした白い塊を手にして、嬉しそうにされている場面が、複数枚残っていました。
「素敵なお写真がたくさんある」と感じた担当のKは、ご遺影に使う一枚以外の写真も、祭壇のそばに飾ることにしました。そして当日、会館のすぐ目の前にあるスーパーマーケットへ足を運び、シマエナガの絵が描かれた袋入りの綿菓子を買い求めました。凝った演出は添えず、袋のままそっとお供えしました。
三原市皆実のAifitセレモニーホール紫苑で執り行ったのは、曹洞宗のご寺院様をお迎えした家族葬です。三原市では曹洞宗のお式を取り扱う機会が多く、仏具やご本尊は過不足なく整えました。祭壇は派手になりすぎないよう整え、「質素、だけど心に残る」という軸を最後まで手放さないよう気を配りました。アルバムの写真を添えた祭壇は、故人様の日々の暮らしがそのまま映し出されているようでした。
綿菓子をお供えしたことを喪主様にお伝えすると、申し訳なさそうな表情を見せられました。「気を使わせてしまって」と言われた喪主様に、担当のKはこう答えました。「素敵なお写真の中に綿菓子がたくさん映っていらっしゃったので、弊社からのお気持ちとして、簡単ではございますがお供えさせてください」。
その言葉を聞いたご親族の方が、静かにこうおっしゃいました。
「甘いものが好きだったから、喜んでいると思います。ありがとうございます。」
質素にという気持ちは変わらない。でも、故人様らしくあってほしいという気持ちも、確かにそこにありました。担当のKには、その両方がそっとほどけていくような瞬間に感じられたと言います。
「質素に」という言葉は、遠慮や縮小ではなく、故人様を知る人だからこそ選ぶ言葉だと思います。Aifitセレモニーホール紫苑では、そのご希望を出発点にして、その方らしい式の形を一緒に探しています。シマエナガの袋のまま供えられた綿菓子が、この日のお式を静かに、あたたかく彩りました。

よくあるご質問
Q.アイフィットセレモニーホール紫苑に家族葬を頼むと、どんな対応をしてもらえますか?
ご希望に沿った式の形を、担当者が一緒に丁寧に整えます。この記事のお式では、「質素に」というご希望を大切にしながら、アルバムを拝見して故人様が好んでいた綿菓子を当日お供えするなど、ご家族の言葉の奥にある想いをくみ取った対応を行いました。
Q.故人が好きだったものを、お式に取り入れることはできますか?
はい、可能です。この記事では、遺影写真の選定時にお預かりしたアルバムから担当者が綿菓子との思い出を見つけ、当日そっとお供えしました。大がかりな演出でなくても、故人様らしさを添えることができます。
Q.三原市で曹洞宗の家族葬はできますか?
はい、対応しています。アイフィットセレモニーホール紫苑では、曹洞宗のご寺院様をお迎えする機会が多く、必要な仏具やご本尊を過不足なくご準備した上でお式を執り行っています。
アイフィットさいき葬祭 東広島・呉・三原の家族葬