「自分が死んだときは、葬儀をしなくていい。」
故人様は生前、そう長女様に伝えておられた。それは命令ではなく、ひとつの願いだったと思う。長女様はその言葉を、きちんと受け取っていた。
ご自宅での突然のご逝去。お看取りが叶わないまま、警察からのご出棺となった。長女様から担当のHにかかってきた電話の最初の言葉は、「最短スケジュールでお願いしたい」だった。
担当のHが組んだスケジュールは、こうだった。
午前10時30分、死体検案書の発行を受けてお打ち合わせ。11時00分、警察の霊安室へお迎えし、ご納棺。12時00分、そのまま三原市役所へ向かい火葬申請・火葬許可証の受け取り。13時30分、火葬場到着。
市役所での手続き中は、担当のHが単独で動いた。「少し時間がかかりますので、お食事をとられてからアイフィットセレモニーホール紫苑でお会いしましょう」と長女様にお伝えし、手続きを引き受けた。昼食もとらずに手続きを済ませ、紫苑で合流。その後は長女様の仕事用の軽トラックと担当車両が並走して、火葬場へと向かった。
今回の直葬で担当のHが行ったのは、書類手続きの代行だけではない。
警察霊安室からのご遺体のお迎えとご納棺、死体検案書をもとにした火葬申請と許可証の取得、火葬場との日程調整、そして告別室での最後のお時間のご案内まで、すべてを一貫して担った。打ち合わせから火葬まで約3時間。「最短で」というご希望に対して、手を抜かず、しかし滞りなく動き続けた。
火葬場の告別室。長女様が静かにおっしゃった。「愛用の衣服と入れ歯を一緒に送ってあげたい。」
担当のHは火葬場の係員とお品を確認し、お棺の蓋をそっと外した。副葬品を棺に納めたのは、長女様ご自身の手だった。打ち合わせからその瞬間まで、長女様はずっと仕事着のままでいた。それが担当のHの心にいちばん深く残っている光景だという。
「急なお願いでご無理をおかけしました。大変助かりました。」
火葬を終えたあと、長女様はそう声をかけてくださった。明るく、はっきりとした口調で。担当のHは「何かあればすぐにご連絡ください」とお伝えした。
長女様が今回、アイフィットセレモニーホール紫苑に依頼してくださったのは、「何かあったら絶対にここに」という、長年の信頼があったからだ。
「葬儀は要らない」という故人様の遺志と、「最短で送り出したい」という長女様のご希望。その両方を、ひとつの静かなお見送りで受け止めた。三原市で直葬・火葬式をお考えの方に、この記録が届けばと思う。
よくあるご質問
Q.アイフィットセレモニーホール紫苑に直葬を依頼すると、何をしてもらえますか?
警察霊安室からのお迎えとご納棺、市役所への火葬申請・許可証の取得、火葬場への搬送・立ち会いまで、一貫して担当が対応します。今回のご案件では、打ち合わせから火葬完了まで約3時間で完結しました。
Q.警察案件(自宅での突然死など)でも、直葬の手配はできますか?
対応可能です。死体検案書の発行後、速やかにお打ち合わせ・ご納棺・火葬申請と進めることができます。三原市内のご案件では、ご要望に応じて最短スケジュールを組ませていただいています。
Q.故人が「葬儀はしなくていい」と遺言していた場合、直葬でも丁寧に送り出してもらえますか?
はい。直葬でも告別室でのお時間をしっかりとご用意します。今回のご案件でも、火葬場の告別室で副葬品をお棺に納めるお時間を設け、ご家族が最後にご自身の手でお見送りできるよう担当がお手伝いしました。
アイフィットさいき葬祭 東広島・呉・三原の家族葬