
ご長男様は、打ち合わせのなかでふとおっしゃいました。「これ作りょうる時は嬉しそうに作りょったよの〜」。その言葉と一緒に、たくさんの手作り人形が担当のNの目の前に並びました。
長年キャディーとして働き、現場へはバッチリメイクをして出かけていたというお母様。何でもよく食べ、よく働いた方でした。そのお母様の晩年の楽しみが、人形作りでした。ひとつひとつに、穏やかな表情が宿っていました。
今回のお葬儀は、東広島市内のご自宅と集会所で執り行われました。会館葬が主流となった今、自宅葬には独自の段取りと細やかな確認が必要になります。
浄土真宗のお勤めに際して、担当のNはご寺院様との事前の打ち合わせを丁寧に重ねました。座布団か曲録か、普段と異なる会場ならではの確認事項をひとつひとつ押さえ、宗派の作法に沿った式の流れを整えました。
お母様が手がけた人形の作品は、式場に飾らせていただきました。そして最後のお別れでは、棺の中にそっと添えました。お母様が「嬉しそうに」作っていたものが、旅立ちにも一緒についていくことになりました。
八月の末。仏間のある二部屋にはエアコンがありませんでした。担当のNは扇風機を二台持参し、廊下を挟んだリビングのエアコンの風を室内へ送り続けました。ハンカチ片手に汗を拭いながらのお葬儀でしたが、ご家族と担当者はともに暑さの中に立ち、故人様を囲みました。
棺のそばには、ひ孫様が七人、ずっと寄り添っていました。小さな手が棺に触れ、涙が続きました。ご長男様は「顔を見よったら涙が出る」と、少し離れた場所からお母様を見つめていました。
担当のNはあえて声をかけませんでした。ひ孫様たちがそっと交わす言葉に、静かに耳を傾けていました。「こちらまで温かい気持ちにさせていただいた」と、後に担当のNは話しています。
「暑い中、自宅だったで悪かったねぇ〜。でも良いようにやってもろうて良かったよ。」
お見送りを終えたあと、ご長男様がそう声をかけてくださいました。担当のNは「故人様の好きなご自宅で、たくさんのひ孫さんに見送られているお母様を見ていて、こちらまで温かい気持ちにさせていただきました」とお伝えしました。
故人様が笑顔で作っていた人形たちは、あの日、たしかにそこにいました。東広島市の自宅で、家族の温もりの中でのお見送りでした。

よくあるご質問
Q.アイフィットに自宅葬を依頼すると、どのような対応をしてもらえますか?
会場の環境を事前に確認したうえで、必要な備品を持参して対応します。今回の東広島市内の自宅葬では、エアコンのない真夏の仏間に合わせて扇風機を二台持参し、リビングの冷気を室内へ送り続けました。宗派の作法に沿った段取りも、ご寺院様と事前に丁寧に確認してから臨んでいます。
Q.故人が大切にしていた趣味の品を、お葬式の場に取り入れることはできますか?
はい、ご要望に応じて飾ったり、棺に添えてお見送りすることができます。今回は故人様が長年取り組まれていた人形作りの作品を式場に展示し、最後のお別れでは棺の中にそっと納めました。故人様らしいお式を一緒に考えます。
Q.東広島市で浄土真宗の自宅葬をお願いできますか?
はい、対応しています。浄土真宗の作法に基づき、ご寺院様との事前打ち合わせをしっかり行ったうえで式を進めます。座布団や曲録の配置など、自宅という会場特有の確認事項も事前に整理し、当日は滞りなく進められるよう準備します。
アイフィットさいき葬祭
対応エリア:東広島市・呉市・三原市
アイフィットさいき葬祭 東広島・呉・三原の家族葬