「ずっと気になってはいたんです」——お兄様がぽつりとおっしゃったその言葉が、担当のNの胸に残りました。故人様とお兄様は、幼い頃はいつも一緒だったといいます。それがいつしか少しずつ距離が生まれ、気づけば長い年月が流れていました。
訃報は突然でした。孤独死という形での別れは、お兄様にとって予期できるものではありませんでした。「趣味や今の好みは分からなくて」と、打ち合わせの席でおっしゃいました。担当のNはそこで、今のことではなく、小さい頃のことをお聞きしました。
「何をやらせても器用な子だった」とお兄様は語ってくださいました。夏休みの工作では、お兄様が手早く仕上げてしまうような課題を、弟さんは何日もかけて丁寧に作り込んでいたそうです。急がず、手を抜かず、自分の納得のいくものを仕上げる——そういう弟さんだったと。その言葉だけで、故人様がどんな方だったかが、静かに浮かび上がってくるようでした。
今回はご費用の面から、最もシンプルな直葬プランをお選びいただきました。火葬場の霊安室でのご安置とし、お別れの儀式は火葬炉の前でのご焼香とご拝顔のみという形です。担当のNは、そのプランの中でできることを丁寧にご説明し、お兄様と一緒にひとつずつ確認しながら準備を進めました。
火葬前日、担当のNはお兄様に連絡を取りました。「何か弟さんに持たせてあげたいものはありますか」と、一声お伺いしたのです。打ち合わせでの「ずっと気になっていた」というお言葉が、ずっと頭を離れなかったからでした。
お兄様は少し考えて、「弟の部屋に、まだ開けていないタバコがあって……それを持たせてやりたい」とおっしゃいました。担当のNは「ぜひお持ちください」とお伝えしました。
火葬炉の前、ご焼香を終えたお兄様は最後のご拝顔の時間に、そっとタバコを添えました。その場で言葉はありませんでした。ただ、じっと弟様を見つめるお兄様の目に、光るものがありました。担当のNは少し離れたところで、静かにその時間を見守りました。
「ずっと気になってはいたんです」
火葬のご焼香からご拝顔まで、短い時間でした。それでもその場には、長い年月を越えたふたりの時間が、確かにありました。
直葬は、儀式を省いた形です。しかしそれは、想いを省くことではありません。担当のNがあの一本の電話をかけたように、アイフィットさいき葬祭は、どんなシンプルなプランの中にも、その方らしい時間を探します。東広島市・あい直葬ホールで、今日もそのように、ご家族と向き合っています。
よくあるご質問
Q.アイフィットさいき葬祭に直葬を頼むと、どんな対応をしてもらえますか?
費用や安置の方法など、ご状況に合わせた選択肢を丁寧にご説明します。今回の案件では、火葬場の霊安室でのご安置をご提案し、費用を抑えながらも火葬前日に「お棺に入れてあげたいものはありますか」と担当からご連絡。故人様のタバコを最後に添えるお時間をつくることができました。
Q.故人の好きだったものをお式に取り入れることはできますか?
直葬のようなシンプルなプランでも、ご家族の思いをお棺に添える形でご要望にお応えしています。今回は生前のご様子をお聞きする中でご家族が思い出された品を、火葬前の最後のご拝顔の際にお入れいただきました。
Q.東広島市で費用を抑えた直葬を考えています。あい直葬ホールに相談できますか?
はい、ご相談いただけます。あい直葬ホールでは、ご予算やご状況をお伺いしながら、火葬場の霊安室ご安置など費用負担を抑えた方法もご案内しています。まずはお気軽にお問い合わせください。
アイフィットさいき葬祭 東広島・呉・三原の家族葬