世の中のお葬式はすべて家族葬のことである
久々のコラムになります。楽しみにしてくれておられる方も少ないので執筆しないのをごめんなさいを申し述べる必要があるかどうかは分かりませんが、数少ないファンの方にはごめんなさい(苦笑)。
さて私は葬祭業に就いて23年の歳月が流れました。
社長に就任してからは9年目になります。
これを読む皆様はご存知かと思いますが
20年前、葬儀をジャンルで分けたら
・密葬
・一般葬
・社葬、団体葬
・寺院葬
・福祉葬
でした。
そして10年ほど前から
「家族葬」が登場しました。最近では「一日葬」も。
しかしながら、私はいつも何かどこかで「これでいいのか?このままでいいのか?」と
感じながらおりました。
社長に就任したときにすぐに会社のホームページを変更し、プラン名も見直し作り直しました。
その名が
「ふつうのお葬式」
です。人によって普通は異なる。なのに〇〇葬というジャンルで分けるということに違和感がありました。
一昨日、安部元首相の家族葬が執り行われましたね。心より合掌をお念じ申し上げますが
家族葬以外に葬儀・告別式という報道がされ、献花所という案内もあり、場所時間も公表されていました。
いいですか、みなさま。あのような大規模なお葬式も家族葬です。
そうして考えると、安倍元首相のあのご葬儀が家族葬ですから、喪主になる方が亡くなった方の家族またはそれに準ずる方であればこの世のお葬式とはほぼ全部家族葬であるということになります。
何が言いたいかというと、今後は一般葬という言葉が消滅するということになります。
今の日本の状況を考えても、家族葬が主流になっていますから、ふつうのお葬式とは家族葬を指す時代が確定的になったのが、今回の安部元首相の家族葬だったように思います。
そこで・・・よし、決めた。
一般葬という言葉をホームページから全部削除しよう!