≪前回ブログ続き≫そこで当社の指針
2016年8月、「当社はとことんお客様に寄り添います」とマスコミ発表をさせていただきました。
つまりは共感でございます。
共感のないお葬儀は普及しないと考えております。
これは葬儀というものが、文化と非常に密接な関係にあるからであります。
寄り添うは共感から生じ、(共感は寄り添うから生じると同義です)、寄り添うと共感は双子の兄弟みたいな関係でありまして、
その共感は、感動の原動力ということになります。
我々はその感動の「動」の部分をお引き受けさせていただけて、なんとも尊くもあり、重大な責務であり任務であると
自覚しております。
よく葬儀の死を扱わせていただくお仕事にもかかわらず、志とかいて志事という経営者がおられますが、もう少しお金お金、自分が自分が!という感情を抑えて
葬儀というものは、人の尊厳、望まない死と共にあり続けるお仕事なのですから、個人的に会社経営を頑張る!という姿勢は立派なものですが
志(こころざし)という、掴みにくいものを掴みにいくような、つまり野望めいたものは、控えていただきたいと願っております。
人の死は、尊厳ですから、もっと先にある、尊いものであると考えております。
だからこそ、我々葬儀社にできることは、形にとらわれることなく寄り添うことから始まると思えば、
なんとも心のこもった行いへと転じるであろうと思います。
「動」の原動力は耳を傾けるという「傾聴」であります。
悲しみや疲労の真っただ中にあるご遺族様に成り代わって「動」、すなわち我々が動いて差し上げることが
一番の使命であり供養であるのかもしれませんね。
いつも心にそう刻み続けて・・・。