世間様は脱終活の時期に
例えばあなたの老後に、例えば500万円の人生予備費があったとします。
テレビに煽られて終活をしなきゃと思い立ちます。
最近の若者は自分の時よりも苦しい生活を強いられている、だから子供に迷惑はかけられない。
そんな子供を思う気持ちで準備をしようとするのですが、大手生命保険会社の発表によれば死亡保障のプランを立てる時にはだいたい400万円ぐらいは葬儀関連費用として見積もっておくそうですね。
お金には種類があって、そもそも持っている預金と、死亡すれば入るお金と。
では自分で生前にお墓を立てます。仏壇も準備します。葬儀費用も準備します。生前に自分の持ち物も処分します。ざっと400万円でしょう。
・・・もう言いたいことは分かっていただけますね?
もしも預金400万円あれば、子や孫と旅行にも行けるでしょう。孫にとって気前の良いおじいちゃんでいられるでしょう。お祝いも出来るでしょうし、洋服も買ってやれる。
しかし、自分のためにあれこれ用意するのは良いのですが、子や孫と戯れるためのお金に手を付けてしまっては・・・
QOL(クオリティオブライフ=人生の質)を上げることが出来ない。
よくテレビで芸能人が終活を生前に行ったという番組があります。
先日もマフラーをねじねじする俳優中尾彬さんが夫婦で終活をしたという放送がありました。1月には瀬戸内寂聴さんが終活したという番組もありました。昨年は脚本家の橋田壽賀子さんの番組もありました。
共通点は???
お子様がおられず、お金にも何不自由しておられないんですね。
お金を出して遺品整理して、身軽になるために別荘を2件処分した・・・とか。
いわゆる一般的な方々ではないわけです。
でも、一般的なおじいちゃん、おばあちゃんはああいうTVを見て「せめてお墓だけでも、お仏壇だけでも」と準備する。
決して安い買い物ではないわけですから、愛する家族のためなら多少の奮発もするけれど自分のためだと思ったらケチってみたりする。本当はアレがいいけど余裕があるわけじゃないからコレにする。我慢しちゃうんですね。では100%希望に沿ったものではないそれが実際にどれだけ満足だったの?ってなる。
本職の私から見ると、そもそも終活なんて業界が作り上げたものであるし、ターゲットはお金がある人の自己満足であり、死んだ後に使うはずのお金の先食いの餌食になっているように見えるのは気のせいでしょうか?
だからこそ、私はアイフィットを作ったのです。
お金を掛けずに終活を。あなたの人生、終わるために生きてるんですか?そうじゃないでしょう?と。
今を大切にする方法を提案するのがアイフィットです。そして筋を通した運動へ。
お金が余っている人はマスコミや業者主導の終活をすればいいでしょう。
しかし当社がオススメするのはいきいき5活の意味での「しゅうかつ」です。
これは自分に対して常々言い聞かせている部分です。
「本当に死を恐れないっていうんなら、中途半端に自分の死の準備なんてしなくていい。誰もいない部屋、飢えと孤独で死ぬ勇気を私は持つ。」と。
しかし、いきいき5活をおこなっていれば、誰一人として孤独になることはない。
「もし自分が死んだら?」
面倒なことは子供に任せちゃえ!自分で権力を示すために自分の墓を作るといった古墳時代ではないのです。
戦後を見ると、親の墓は子が建てる。子が立派なら良い墓が立つでしょう。もしも子が墓を建ててくれなかったら、それはあなたの親としての教育の結果です。それくらいに覚悟を持つのが親であってもよいのかもしれません。
どうも最近のTVやマスコミは番組制作のピントがずれています。
もっとずれているのは、TVに取り上げられた業者が、「TVで紹介された〇〇です」とうれしそうにやっちゃってる姿です。
情けない世の中にならないように、当社は覚悟を決めて、寄り添うのですねえ。