生きるとは・・・
生きるとは借りを作ること。生きていくとはその借りを返していくこと。
これは先日お亡くなりになった永六輔さんの名言です。
そうやって誰かにしてもらったことは、誰かに返していこう。そういうお話です。
ところで、ちょうど1年前でした。高屋の公民館で終活セミナーの講演をご依頼いただいたことがありましたね?その時に、こんな話がありました。
70代後半代のおばあちゃまが参加してくれていました。で、最後に質疑応答でおばあちゃまが
おばあちゃま「私は墓も建てた。仏壇もある。子供には何をどう相続するかもすべて伝えた。葬儀代も準備してある。ぼけたらどこの老人ホームに入れてくれという話もしてある。延命治療はしないことを選択した。死んだときの戒名もつけてもらっている。子供とは仲も良い。エンディングノートも完璧に書いてある。そこで、これ以上何を準備していいかわからない。これ以上何を準備したらよいかわからないことが不安なんじゃ。どうしたらよいか?」
という質問でした。
さて、みなさんはどうお考えになりますか?
そして私はなんと答えたのでしょうか?
やってもやっても得られない事の答えを、まだ探しますか?
大切なのは終わりに向けた準備をすることではないということなのかもしれません。
こういう時に終活ってのは本当に役に立たないということだけが判明した一日でした。
こちらをご覧になってみてくださいませ。