ゴルフ場お別れ会、故人追悼コンペ
生前お世話になったゴルフ場のオーナー様の追悼ゴルフコンペ。
仕事一筋の紳士な方でしたが、本人らしいお花を届けて欲しいとのこと。
故人様とは商工会議所の議員として共に過ごさせていただいた思い出もあり使命を預かったものと感じました。
また葬祭業という仕事は、命と共にあるべき仕事で徳のある仕事であらねばならないと常々聞かされており
お客様が死をもって命を張ってまで、家族や友人、地域コミュニティに対して尊い教えと気付きをくださってるのですから、安っぽいイベントのようになってしまったりだとかアルバイトでまかなえるようなものではなく、こちらも人生を賭けて取り組むべきものであります。
まして人様のご不幸でご飯を食べさせてもらってるのは紛れもない事実ですからね。
たまに自社の売上を目標に掲げて葬儀社経営をし、チャラチャラと自分は頑張ってます的なその中身をひけらかすなんざもってのほかですから。
そのお客様がどういう心境で当社をご用命くださったのかを考えて運営しておりまして、当社は時には採算度外視であろうとやるぞ!と社員教育にも生かしているつもりであります。
話はそれましたが、そのゴルフ場のご担当の方からこんなメッセージをいただきました。
−ご担当者様からのおことば−
「さいき葬祭さんの誠意とプロ根性、確かに受け取りました。明日のお別れ会は私も司会で参加します。前社長の最期のお別れをこれで華々しく飾ります。ありがとうございます。」
よく志事であるべきで私事であってはならないとコンサルや経営者が言いたがりますが、仕事とはなにか?と思いを馳せるにあたって、私はこう思います。
「苦労しながら悩んでやめたくなっても諦めず、人のせいにせず何年も何十年も取り組んできた先で、ある日ふと訪れる感謝の言葉をいただいた瞬間にだけ味わえる充実感のために自分を捧げられるもの」これが私にとっての仕事かと。
どんなに環境が変わろうとも、さいき葬祭でしか味わえないその心を味わってくれた社員が当社には何人もいます。むしろ今ではそのような心をもった社員しかいません。なんてありがたい事でしょう。最近になりそれが実を結び、いまでは自治会や講中、常会といったコミュニティ組織とではなく、個人個人のお客様と繋がり始めてくれています。
それはなぜだかわかりますか?
それは、、、プロとして命がけでお客様に接しているからです。愛社精神にも関わることですから、アルバイトや外注には真似出来ないことであります。
トヨタの社長が3年前に過去最高益を出した時の決算発表でこんなことをおっしゃいました。
「この状況こそが当社の最大の危機である。社員のみなさん、経営幹部の皆さんはこんな今こそタスキを締めなおして、頑張るように頼む!」と。
−メモリアルコーナー概要−
・パターグリーンイメージ(赤い旗で印象付け)
・ピンポン菊でゴルフ場のボールイメージライン
・季節を印象づけるために藤棚の木を両サイドに
・オリジナル遺影
・献花可能な取り回し
これからもどうか当社を宜しくお願い申し上げます。あ、出張仕事が当社の原点ですのでそちらも宜しくお願い致します。
合掌