家族葬が減り始めた昨今
「有益かどうかだけでは計れないのかしら」
昨年までと何か違う。
これがこの冬に受けているイメージです。
ご遺族の発するお言葉、お言葉の中に本来の温もりある国民性が戻ってきたような
そんな気がしています。
家族葬のご依頼が減って、小規模でもいいから普通のお葬式をというご依頼が増加。
「家族葬って結局あとが大変なんよね」
家族葬業者は極端に小さな会場しか持っていませんので、ご縁は大切だといいつつも、沢山の方に来られたら入りきれないという根本的な問題があるから困るわけですよ。
私が以前から言い続けていますのは
理由なき家族葬はしてはならない。ということ。その方の周囲に普通にお見送りを望まれている方、普通にお別れをしたい方がおられるのに、、、という場合です。
1、生前のご縁を子供が断ち切るような、あへてこちらからご縁を切るお葬式は絶対によくない。
2、そもそも結婚式ではないので参列者は選べない。選ぼうとするから周囲とトラブルが起こる。
3、安いと思って家族葬を依頼するのは間違いで、現実問題として御香典も集まらない上にほとんどの実費が結局持ち出し。
まぁ端的に何がいいたいのか?といいますと
いっときマスコミや一部の家族葬業者によってミスリードされてしまった死生観(死は迷惑)に対し、消費者がきちんと情報を精査し始めてくれたから人間本来の「弔う気持ち、偲ぶ心」がまた地域と共に動き始めました。
これは素晴らしいことかなと思います。
そりゃそうですよね、生死に対して消費者は有益かどうかだけでは判断しないものですからね。
そこに感謝はあるか?
そこに温かい気持ちがあるか?
おっとその前に、
そこに感謝の気持ちを伝えられるような空間をプロデュース出来ているか?
そこにまずはこちら葬儀社が温かい気持ちで接しているだろうか?
※生前の生活拠点と入居した老人ホームが遠い場合や、見送り手が親子関係ではないといった事情でもない限りは派手でなくてもいいから普通に粛々と進めることで最低でも後悔は残らないお別れ出来るものかな?と感じております。
ご静聴ありがとうございました?
最近増えてきた何気に温かいお葬式↓一例