東広島市社会福祉協議会の精神
障碍者福祉都市指定記念
広島県身体障碍者
東広島市社会福祉協議会
会長 佐伯 行守
とあります。この佐伯行守がさいき葬祭 初代創業者です。
先日、所用でJR西条駅北側に位置する御建神社の社務所の前の鳥居の片隅で発見しました。
77年前当時、足の不自由な30代のお兄さんは、筆で家紋を書いたり提灯に家紋を書いて生計を立てておりました。
当時はPCプリンターなんてありませんから全て手書きでした。お葬式といえば「お供えのお花や果物、提灯の送り主の名前を書く」のが主な仕事でした。また葬祭業の傍ら、看板屋さんをしておりました。
戦後復興で高度急成長を迎えたニッポン。村社会全盛から核家族化へ徐々に社会背景が変わって来ました。地域のお手伝いだけでは
葬儀が出来ない時代へ。その潮目が変わる瞬間に
「わしは葬儀屋をする!」と。これが77年前の決断でした。
健常者と同様には動き回れない分、徹底的に社会福祉活動を行いました。そう聞いております。
外では豪快に笑い、豪快に遊び、豪快にふるまう。家ではたくあんと茶碗一杯の麦飯しか食えない。
こんな生活の困りごとがあるんじゃがどこに言や~ええんかの~?
そんな方々の声を役所に訪問して担当の方に届けていたとも聞いています。
でも昔は役場も今みたくお固くなく、みんな同じ町の知り合いって感じで和気あいあいだったんじゃないかな?って想像します。
気が付いたら創業者佐伯行守は社会福祉協議会の会長に。
しかし若い時に頑張りすぎたのでしょう。昭和61年、癌を患い67歳という短命でこの世を去りました。
閑話休題
やはり動く人間に人は動く。何が動く?心が動く。そういうことでしょう。
性格が違いますが、豪快に生きてみたいもんです・・・。
ではまた
3代目 柚木力