サイレントマジョリティー
サイレントマジョリティーとは直訳すると「物言わぬ多数派」といった感じでしょうか?
例えば飲食店で、「まずい」を言わずに帰るお客様に該当すると思います。
一番怖いですよね。店主の立場からすれば、何も言われずに二度と来ないんですから・・・。
しかも、その方から発する事になってしまう「まずい」という評判はこちらではもう止められないのですから・・・。
では当社の葬儀で考えるとどうでしょうか?というお話です。
そもそも葬儀は粛々と静かに取り行われます。会葬に来られた方も、飲食する時とは違いますからそんなにしゃべりません。ですからその時点でサイレント(静か)です。
そして静かに家路につくかたが大半なのでマジョリティ(多数派)です。
ずばり言うと、そもそもがサイレントマジョリティーの生産工場ともいえます。(言い方に多少誤解があるとは思いますが、お許し下さい。そういう意味ではないので)
仮に良い葬儀だったと感じていただいたとしても「良い葬儀をするね~」と言って帰るようなお客様はおられないでしょうし、仮に葬儀社の不手際が表出し、印象の悪い葬儀だったとしても、その場で「こら~!音が聞こえんど~!」とか葬式前に「おまえんとこはコーヒーしか配らんのか~?オレンジジュースも用意しとけや~!」っていう方もいないと思います。理由は色々あると思います。
話は飛びますが、最近当社でのやすらぎ共済会の営業マンとテレアポの女性のメンバーに毎日電子メールで日報を私の携帯電話に送るようにチェンジしました。
「お客様からの声をすぐに反映させたいので」という趣旨です。
すると、いろんな声が聞こえるようになりました。以前なら、経営陣のみならず現場サイドにも届かなかった声が毎日報告で上がってくるのです。以前ならよほどのクレームになってから上がって来ていましたので、逆によほどで無い限りは対応できていなかったとも言えると思います。
たとえば「〇月〇日にフォレストホールに会葬に行かれたお客様に偶然営業をかけましたが、エアコンの温度が低すぎて寒かった」とか「マイクの声がロビーではよく聞こえていたのに、肝心の式場内で喪主挨拶の声がよく聞こえなかった」などです。
もしも営業マンがそのお宅を営業していなかったら、サイレントマジョリティーとなり、あそこの葬儀屋は良くない・・・ってなっていたと思います。
今がサイレントマジョリティーを生み出さないように100%なったか?と言われるとそうではありませんが、
報告・連絡・相談が行きかう社内に半歩前進したかもしれません。
まだまだなんですが、とにかく素敵なお葬儀を提案、施行できるように頑張りたいな~と思った今日でした。
ありがとうございました。