「東広島さいきやすらぎ会館リニューアルオープン記念ブログ」
拝啓 薫風の候、
皆様におかれましては、ますますご健勝のことお慶び申し上げます。
本日はご多忙の中、「東広島さいきやすらぎ会館リニューアル記念ブログ」にご訪問頂き、まことにありがとうございます。非常に多くの方にブログのご訪問を賜りました。これも皆様方のご支援とご愛顧によるものと、心から感謝いたしております。
少子高齢化問題と本格的な人口減少の元年と言われました昨年来、弊社は大きな柱であった前社長を64歳という若さで亡くし、暗中模索してまいりました。とても大切な事業承継をうまく果たせぬままにスタートした私でありますが、前社長のご友人の方々に「柚木君、あせるな。じっくりやればええ」と励ましを頂きながら間もなく2年を迎えます。しかし、時代の流れは常に早くもあり、ニーズもますます多様化するこの時代。地域に根付いた先代をもった私が今ここに運命に挑み、培われた社風を貫くという使命に燃えております。
昨今、「終活」という言葉が日本流行語大賞にノミネートされたように、自分の死を見つめる活動が注目されております。この終活とは本来は死の準備をすることではなくて「様々な準備を行うことで残された人生の価値を高める活動」を言うそうであります。高齢化社会、複雑化した核家族形態の中で、考えにくかったもの、すなわちタブーだったものを、各家庭単位で、当たり前の大切な事として事前に話しておくという活動が地方へも広まってきております。
そこでこのたびのリニューアルは、単に目先のニーズや利益を追い求める運動ではなく、誰もが病気や高齢になると抱える不安と真摯に向き合い、「深い悲しみの先にある未来を届けるための弊社なりの地域運動」を理念に掲げさせていただきました。最後をデッサンしやすい環境づくり、高齢者が安心できるまちづくりの一環ととらえております。今回のリニューアルは、人口形態に対する最先端の仕組みづくりであり、単に「面倒なことを削って規模が小さいから安い」がロジックの家族葬ホールではなく、密葬に近い家族親族葬であっても、一般葬に近い家族葬であっても、臨機応変にただちに対応させ、また心労と疲労の絶えないご遺族を優しく包み込む仕組みを取り入れた、品質の高いサービスを追求致しました。
このリニューアルは、まだまだ未熟な私の一つ目の決断でありますが、これから必ずやさらに進化させて、住みよい東広島に貢献してまいりたいと思います。
敬具
東広島さいきグループ
代表 柚木 力