先代のネクタイ
先代が天国に逝かれてから2年4か月が経ちました。
小さくカードサイズにした遺影写真、いつも持ち歩いています。初心忘れるべからずというか、判断に自信が持てない時にその写真に問いかけるために。先代だったらなんていうかな~って。
実はその遺影写真は、先代がある日うちの写真館にふいに訪れて撮影して帰ったそうだ。
そこにうつった先代の姿、そしてネクタイなんですけどね。
そのネクタイは形見分けするときに、まあ私がもらったわけですよ。
でもそう簡単につけるわけにいきませんから大事にしてるんですが
何か特別な日にはこれを着ける。
この年末年始もつけた日に限って「お、そのネクタイいいね。」「そのネクタイ何かオーラを感じるね」って言われる。
このネクタイ以外で声を掛けられたこともないのに・・・。
特に先代の友人の方に限って声をかけてくださる。このネクタイが何なのか知らないはずのに。
そんな不思議体験。
なぜなんでしょうね。
だから私は証明写真を撮るときはこのネクタイを着けています。
先代にはなれないけど、自分は自分だけど、もういらっしゃらないことは淋しいけど
なんか強い気持ちでいられる。