東広島市戦没者追悼式【8月22日】
お久しぶりです。
昨年の戦没者追悼式も8月22日でした。
このまま戦争がまた起こるようなことが無ければですが
2親等内の遺族もやがておられなくなるということです。
遺族の定義は原則として祖父母、あるいは孫までを言います。
ご存知でしたでしょうか?
この式典、ご存命のご遺族様がおられる間は続くと思われますし、
最後の方がお亡くなりになっても、この国のどこかでは続くものと思われます。
さて、新入社員を連れて施行確認に参りましたが、その新人が
「追悼式典の目的を教えてもらえますか?」というものですから
一言で答えられない難しいなと思っていたところ
今朝の中国新聞にて、ご遺族の声がインタビューされておりましてね。
あぁなるほど。このご遺族様の声の記事に目的といいましょうか、答えはあるなと思ったところです。
施行を引き受けた当社としましてはね、
例えばこんなところを配慮したりします↓
市長様やご来賓の方の弔辞や献花。どちらに置けばよいか迷うところ。
だから後方からは見えないですが、本人様には見えるように、大きな文字でお盆の中に仕込んでおきます。
いわゆる見えない心配りという名のサービスでございます。
うちのベテラン社員が打ち合わせしていますが、失敗は許されないので綿密な打ち合わせをしてくれています。
生花祭壇は、生花祭壇が目的なのではなく、何十年たった今も、その気持ちは忘れていないという証(あかし)なのだと思うようになりました。
何も生花祭壇などしなくても、気持ちがこもっていれば海に落ちている貝殻でもいいじゃないか?という意見も出そうな昨今ですが、じゃあ本当に貝殻にみんなが手を合わせられますか?自分の大切な人を戦争で亡くした遺族に、
「はい、今年からは貝殻です」といえるでしょうか?
いつも申し上げますが、「供養とはなにも派手にする必要はございません」がしかし、一般常識の中で最大公約数の意見を取り入れながら、無事に執り行うのがよろしいかと思います。
自分の意志でバイクレースなどの危険行為で、まして単独事故で死亡するのとは異なり、戦争でお亡くなりになられた方は、本当に可哀そうで仕方ありません。それが自分の子だったら、自分の親だったら・・・。
ですから、こういった式典によって、戦争を知らない人たちにも、二度と戦争を起こしてはならないというメッセージの意味が継続されることを願っております。
合掌