社葬というカタチ
「会社の創業者であった父。父として、会長として両面からきちんと感謝を込めて送り出してあげたいと思っているんです」
そういって当社にご依頼くださいました。保護の観点から詳しくは書けませんけれども、喪主様のご挨拶の中で「会社経営ですからいい時もあればしんどい時もありました。それを乗り越えられたのも皆様のご指導ご鞭撻があったからこそです。」
そのお言葉の中に全てが詰まっていたんだろうなぁともらい涙しそうにもなりました。また社員の皆様からの弔辞、心が本当にこもっておられました。最近、葬儀をないがしろにするテレビや雑誌記事が多いですが、うちのお客様はきちんと送ってあげたいという方が増えて来たように感じております。世間様では直葬が増えたとなっておりますが、実は当社では今回のようにきちんとされたいとおっしゃってくださる社葬、あるいは亡くなったことをわざわざ隠さないよという一般葬の割合が増えて来ているのです。第一次ベビーブーマーの方々は迷惑をかけたくない!と思っておられるのかもしれませんが、その子供達は必ずしも迷惑と思ってなく、きちんと親を想う心が育っているように感じます。私も含めて社会人としてバブル絶頂を味わってはいない世代ですからね。ですのでその方の人生、命の重さがきちんと伝わる最後、自分の時もそうありたいと思った昨日でした。また、ゴルフがご趣味だったとのことで通常なら一般的な枕花を飾るところ、ちょっとしたアイデアということでスプレー菊でゴルフボールをイメージして作らせていただきました。このたびは当社へのご依頼誠にありがとうございました。合掌
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