2002年散骨開始
あれはたしか2002年。まだ言葉では聞いたことがあっても、やった人は周囲に誰もいない、、、そんな時期でした。思い切って飛び込んだ散骨の業界。はじめてのお客様は海上自衛隊で若くしてガンでお亡くなりになられた方でした。その日散骨をするにあたり、 ご遺骨とご遺族が海上に出ることを隊員の同僚の方にお伝えさせていただいていたところ、呉の海上自衛隊呉地方総監部の前を通過して欲しいとのこと。指定された時間に呉地方総監部前の港近くまで船をつけると、、、なんと!!!
当時の同隊のお仲間の皆様がまっ白いセーラー服で港の端から端まで一列に並び、我々の船(グランドバンクス)に向いて一斉に敬礼を、、、。あまりのスゴさに感動で鳥肌が立ちましたし、喪主である奥様は目にいっぱいの涙を浮かべ、ありがとうありがとうと何度もお辞儀をしておられた光景は今でも全く忘れられません。
これが私がお世話させていただいた、はじめての散骨でございました。以来、洋上偲ぶ会として瀬戸内海汽船のクルーズ船銀河で船上のお葬式を企画、施行させていただいたり、ふつうに30〜45フィート程度の船で散骨を行なって来ております。あれから20年が経ち、散骨が珍しいことではなくなってきて、ずいぶん世の中も変わったなぁと、つくづく思う次第でございます。
BY 社長
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