生前好きだったアンパンと共に
〇打ち合わせ時、色々な話をお聞かせいただきますが、先日ご担当させていただきました喪家様にて
納棺時、お別れ時に入れてあげたい副葬品のご確認をさせていただいた際に、「あんぱん」と「缶コーヒー」が好きだったというお話を聞かせていただきました。
ご当家では半世紀以上葬儀を出された経験がなく「いざ」となると分からない事だらけとおっしゃいました。
担当をさせていただく私としましては、「タイミング毎に適時アナウンス」をさせていただき、通夜、葬儀に寄り添わせていただきました。
ご弔問の方の対応をさせていただいている折、故人様のお別れに好きだった「あんぱん」等を、ご当家のお方も最後のお別れ時の副葬品としてのご準備はされていない様子でしたので、こっそり買いに行くことにさせていただきまして、帰宅時にお店によってご準備させていただきまして・・・。缶コーヒーは容器が鉄ですので一緒に火葬できませんので、燃える容器を探し・・・。
そしてお葬式のお別れ準備の際、「よろしければいっしょに副葬されてください」と一言告げさせていただき、渡させていただきました。
「ありがとう!あんぱんが好きだったからね、故人も喜ぶわね」とおっしゃられながら、コーヒーと共にお柩へ
これが正解だったかどうかは分かりませんが、これからも「ほんの少しでもご遺族様のお気持ちに寄り添わせていただければ」と思った瞬間でした。当社のフリーダイヤルの語呂合わせ(315-312)ではないですが、「さいごはさいき」といっていただけるお打ち合わせに努めていきたいと思います。
葬儀担当 下地